ばかの学習帳

(ばかが)学びのアウトプットと文の練習とカタルシスのために

【読書】絶望手帖

 自分としてはかなりハイペースでブログを更新していますが、どうせ最初だけです。わかっています。

 

 さて、読んだ本についてまた書きます。今回は「勉強になった」というよりも、「心に残しておきたい」と思った本です。

絶望手帖

絶望手帖

 

  『絶望手帖』

なにやら少しショッキングなタイトルの本ですが、中身は割とライトで読みやすい内容です。本書はネガティヴな言葉が、1ページに1つと、それに対する編者のコメントが綴られているのですが、不思議と読んでいて暗くなることはありません。

 

 200以上掲載されているもののなかから、私が気に入った言葉をいくつか引用して紹介します。

 

もうけつしてさびしくはない

なんべんさびしくないと云つたところで

またさびしくなるのはきまつている

宮沢賢治の詩の一節だそうです。孤独を受け入れるこの態度には清々しさまで感じますね。どんな孤独を感じているのでしょうか。

 

 

シャボン玉消えた

とばずに消えた

生まれてすぐに

こわれて消えた 

おなじみの童謡の2番です。儚さが全面にでています。「生まれてすぐに」の部分でゾッとさせられました。

 

ひとは泣きながら現世に生まれ落ちる。

シェイクスピアの『リア王』のなかの一文だそうです。「生まれ落ちる」というのがいいですね。生まれたての赤ん坊が泣く理由は、アホばかりのこの大舞台に引き出されたのが悲しいからなんですね。

 

手荷物の重みを命綱にして

通過電車を見送っている

こういう人はたくさんいるのでしょうかね。何故だか心にしみます。

 

人生の大きな苦しみのひとつは、

親を憎むことだと思う。

それは「憎みきれない」から。

憎みたい人なんてあまりいませんよね。

そういうものですよね。

 

我が身の不幸を簡単に嘆くな。

この言葉は本で読んだ気がします。実業家の堀江貴文の言葉です。本当にそのとおりで、嘆く暇があったらもっと行動を起こした方がいい。

 簡単に嘆けるような不幸は大したものではないのでしょう。

いい男はとっくに結婚している 

「気づいてたはいたけど、そんなにハッキリ言われると…」そんな未婚女性の声が聞こえてきそうですね。もしかしたらこの言葉が一番絶望感が強かったかもしれません。かなりえぐってきます。私は男ですが。

 

ネットには、幸せな人しか入れない国がある。

私はすぐに何のことかわかりました。SNSには、恋愛や仕事の成功、子どもの成長、富、可愛く撮れた自撮り、などの華やかな報告が溢れています。それを見ているとたまにこの言葉のようなことを思うことがあります。全く別の世界にいるとさえ感じることもあります。

 

 

 以上、いくつか引用して紹介しました。

 中には前向きになれるような言葉もあり、読んでいると心が少しだけスッとした気がしました。絶望した時に読むと、「世の中にはこんなにも希望を失っている人がいる。自分なんて大したことはない。」と思えるかもしれません。