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ばかの学習帳

(ばかが)学びのアウトプットと文の練習とカタルシスのために

【読書】孤独の価値

  kindleを買ってインベスターZばかり読んでいましたが、初めて漫画ではない本を読んだのがこちらの著書です。

 

 

孤独の価値 (幻冬舎新書)

孤独の価値 (幻冬舎新書)

 

 

 

 

 孤独は悪いことか

  まあそもそも「孤独」という言葉の捉え方自体、人によって差があるので、本書は孤独という言葉に対してマイナスイメージを持つ人が読めば多少なりとも気づきがあると思います。

 私自身、「孤独のなにが悪い」と考えているたちなので、新たな気づきはありませんでしたが、共感できる部分が多くてスラスラ読めました。

 著書はまず、孤独のマイナスのイメージはメディアによるものであると主張しています。そして、どうして仲間がいないと寂しく感じるのか、どうして孤独でいることがマイナスのイメージがあるのかを解き明かし、孤独には孤独の価値があると論じているのです。 

多くの人が持っているであろう「孤独は人間にとって不健全で恥ずべきことで、できれば脱出すべき状態」

 このイメージを無くさなければいけないですね。

私なりの孤独論

 私は今、自分が孤独と思ってはいないし、他人をみて「あぁ、あの人孤独だな。かわいそうだな。」なんて思いません。孤独かどうかなどということは、自分がそう思うかどうかで、他人から孤独に見える人は思ったより自分では孤独と思っていません。

 筆者も論じていますが、他人と群れをなさずに孤独とみられている人は、実は彼らなりの「楽しさ」「生きがい」みたいなものを持っていることが多いと思います。

 

1人でできる趣味。

他人の目には映らない思考。

密かにアツくなれるもの。

 

孤独に惑わされるな

 彼らを指差して「孤独!!!」なんてわざわざ言う必要はないのです。メディアも学校教師も、社会全体として

部屋に引きこもっている人

グループを作らない子

仲間意識が低い人

飲み会に参加しない人

などを悪者のように、恥ずかしいことのように、それが正解かのように位置付けています。

孤独死」という言葉もそう。死んだ人が孤独だったかなんて、勝手に決めるものじゃない。たった1人で誰にも看取られなかったとしても、死ぬ10秒前には大好きなお酒を飲んでいたり、趣味に没頭していたり、孤独を感じることなく謳歌していたかもしれない。

 そんなふうに作られた孤独を感じて悩んだり恥じることはない

 もし本当に孤独を感じても、無理に友達を作ろうとしたり、ストレスを感じながら人付き合いをしたり、なにか1つでも楽しいことがあればいいじゃないか。

 

 実は森博嗣の文章は少し苦手ですが、本書は作られた孤独に惑わされている思春期の方々に読んでもらいたい一冊でした。